フローリングや水まわりなど、お家の中にコーティングを取り入れる方が増えています。その際によく出てくるのが、「撥水性(はっすいせい)」と「親水性(しんすいせい)」という言葉。どちらも“水との関係”に関わる性質ですが、実は効果や向いている場所が大きく違うんです。

お恥ずかしながら、私もこの業界に入るまで「親水性」という言葉すら知りませんでした…。そんな方もきっと多いと思いますので、今回は簡単にご紹介しますね。

まず、撥水性はその名のとおり「水をはじく」性質。水滴が玉のようにコロコロと転がり落ち、水や汚れが表面に残りにくくなります。見た目もツヤが出て、きれいな仕上がりになるのが特長です。
フローリングやキッチンカウンター、家具の表面などにおすすめで、「見た目を美しく保ちたい」「水ジミや油汚れを防ぎたい」という方にぴったりです。

一方、親水性は水をはじくのではなく、水となじむ性質。水が表面に広がって薄い膜のようになるため、ウロコ汚れや水アカの原因となる“水滴の跡”ができにくくなります。
浴室の鏡や洗面台、トイレの便器、窓ガラスなどに向いており、「白くこびりつく汚れを防ぎたい」「掃除をもっとラクにしたい」という方におすすめです。

場所によって使い分けるのがポイント。たとえば、リビングの床には撥水性、浴室の鏡や洗面所には親水性といった組み合わせも◎。

コーティングの目的は、「汚れをつきにくくして、お手入れを楽にすること」。見た目の好みや生活スタイルに合わせて選べば、暮らしはもっと快適に、そして住まいも長持ちします。

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