「寒くなったら家が一気に汚れやすくなった…」そんな経験ありませんか?
新潟県では、11月以降になると気温が急激に下がり、
湿度や結露が増えるため、家の汚れ方が“秋とは別物”になります。
たとえば…
- キッチンの油汚れが急に固まり落ちにくくなる
- 浴室に黒カビが一気に増える
- 玄関が泥だらけ、床がベタつく
- 窓が結露して黒カビの温床に
- シンクや蛇口が白くくすむ
「これ全部、冬特有の現象」です。
ここでは、冬に汚れやすい場所と、
“今日からできる掃除のコツ”や“汚れを防ぐポイント”をわかりやすく解説します。
1. キッチンの油汚れは“冬がいちばん落ちにくい”
■ 悩み
冬になると油が冷えて固まり、
換気扇・コンロ・壁などにこびりついて落ちにくくなります。
■ 理由
油は気温が低いほど固まる性質があるため、
気温5〜10℃前後の冬は“ベタベタ → カチカチ”に変化。
■ 冬の正しい掃除
✔ 40〜50℃のお湯を使うと油が柔らかくなる
✔ アルカリ電解水や重曹スプレーが効きやすい
✔ 換気扇は“つけ置き”が圧倒的に楽
■ 汚れを防ぐポイント
・コンロ周りは調理後に“温かいうち”に拭く
・油跳ねしやすい所はキッチンペーパーで予防
・年1回のフィルター交換で汚れ激減

2. 浴室は“寒い季節ほど”カビと水垢が増える
■ 悩み
・床の黒カビが増える
・鏡のウロコ(水垢)が急に目立つ
・浴槽の皮脂汚れがこびりつく
■ 理由
冬は
「暖かい浴室 × 寒い外気」「長時間換気不足」
この組み合わせで湿気がこもりやすいため、
カビが一気に増加します。
さらに水温が高いことで水垢が強固に。
■ 冬の正しい掃除
✔ 浴室は“上から下へ”温水をかけて皮脂を柔らかく
✔ 水垢にはクエン酸パック
✔ カビには塩素系漂白剤
✔ 入浴後は換気扇を2〜3時間回す
■ 汚れを防ぐポイント
・浴室最後の人が“50℃のシャワー”を全体にかける
・鏡だけでも毎日拭き上げればウロコ予防に
・床の黒カビは“水分を残さない”のが最重要
3. 冬は玄関が汚れやすい(雪・泥・融雪剤)
■ 悩み
・靴裏の泥
・雪の溶けた水跡
・塩(融雪剤)の白いシミ
が特に新潟では深刻。
■ 理由
冬は“水分を含んだ汚れ”が圧倒的に増えるため、
玄関タイルが汚れやすく、滑りやすくなる傾向が。
■ 冬の正しい掃除
✔ まず“泥を乾かしてから”掃き出す(湿った泥は広がる)
✔ 中性洗剤でタイルをブラシ洗い
✔ 融雪剤の白い跡は「クエン酸」で落ちる
■ 汚れを防ぐポイント
・玄関マットは吸水タイプ
・靴の底は“外でトントン”が絶対
・タイル防滑処理があると凍結でも滑りにくい
4. 冬は“窓”が結露で汚れの温床に
■ 悩み
・サッシの黒カビ
・窓枠の水垢
・パッキンの黒い点々
■ 理由
暖房で室内が暖かい→外気が冷たい
→窓に大量の結露が発生。
この結露が“カビの水源”になり、冬は一気に繁殖します。
■ 冬の正しい掃除
✔ 結露は「ワイパーで下に落とし」雑巾で吸い取る
✔ パッキンの黒カビはカビ取り剤
✔ サッシレールは古歯ブラシが最強
■ 汚れを防ぐポイント
・結露防止シート
・カーテンを窓から少しだけ離す
・換気扇の“弱運転”を継続するのも効果的
5. 冬のフローリングは“皮脂・砂・湿気”で劣化しやすい
■ 悩み
・ベタつく
・白い擦り傷が増える
・水分で黒ずむ
■ 理由
暖房で乾燥 → 静電気 → ほこり吸着
靴下の皮脂 → 冬は落ちにくい
冬は“汚れと傷がつきやすい時期”です。
■ 冬の正しい掃除
✔ ほこりはドライシートで毎日軽く
✔ 皮脂汚れにはアルカリ電解水
✔ 水拭きは“固く絞りすぎ”が基本
■ 汚れを防ぐポイント
・ラグの裏の砂を定期的に叩く
・椅子の脚にフェルト
・窓際の結露が床に垂れないように注意
■ 冬の掃除は「下準備」が8割
汚れが冷えて固まりやすい冬は
“いきなり掃除”よりも
温水で温めてから掃除するほうが圧倒的に効率的。
✔ キッチン → 50℃のお湯で油を緩める
✔ 浴室 → 50℃のシャワーで皮脂を浮かせる
✔ 排水口 → 40〜50℃でぬめりが取れる
✔ 換気扇 → つけ置きの前に熱湯で油を柔らかく
冬は“温めてから落とす”が正解です。
■ 最後に|冬は汚れやすい…だからこそ「汚れを防ぐ工夫」が効果的
冬の汚れは落としにくいだけでなく、
水垢・カビ・油汚れなどが“固着しやすい”のが特徴です。
だからこそ、
浴室・キッチン・洗面台・玄関タイルなどは
“汚れをつきにくくするコーティング”が非常に効果的。
✔ 水垢が固まらない
✔ カビの根が入りにくい
✔ 油汚れがサッと取れる
✔ 玄関タイルが滑りにくい
大掃除の後や春先に実施すると、
次の冬が格段にラクになります。