ハウスコーティング専門店グラシオンです。

「北海道は乾燥しているから、湿気対策はあまり気にしなくてもいい」と思っていませんか?
確かに冬の北海道は空気が乾燥しがちですが、実は湿気による住まいへのダメージも少なくありません。特にフローリングなどの木材部分は、**乾燥と湿気の“差”**によって、他地域とは異なる負担がかかっています。

今回は、北海道の気候におけるフローリングの意外な“弱点”と、長く快適に住まいを守るためのフロアコーティングについてご紹介します。


■ 北海道特有の気候が与える影響

北海道は年間を通じて比較的空気が乾燥していますが、それはあくまで屋外の話。
実は以下のようなシーンで、意外な湿気がフローリングにダメージを与えているのです。

  • 冬の結露:気密性の高い住宅では、室内外の温度差によって窓や壁、床付近に結露が発生。
  • 梅雨のないはずの6月・7月でも雨が多い年:屋内に湿気がこもりやすくなる。
  • 暖房の多用:加湿器の使用や水蒸気が室内に充満し、知らないうちに湿度が上昇。
  • 雪解けの時期:靴や玄関マットから水が室内に入り込むことも多く、床材が湿る原因に。

つまり、乾燥する季節があるからこそ、湿気とのギャップが大きくなり、床材が膨張・収縮を繰り返すリスクが高まるのです。


■ フローリングに起きやすいトラブル

フローリングは木材という「呼吸する素材」でできており、気温や湿度によって伸び縮みします。
北海道のような乾燥と湿気が交互に訪れる環境では、以下のようなトラブルが起こりやすくなります。

  • ひび割れや浮き:乾燥→湿気→乾燥と変化することで木材がひび割れたり、反って浮いてくる。
  • カビ・黒ずみ:湿気がたまる場所(洗面所・キッチン付近・玄関)に黒ずみやカビが発生。
  • きしみ音:木材の反りによって床板同士が擦れ、歩くたびに音が鳴るように。

こうした症状は、放置しておくと床材の交換大がかりな補修工事が必要になることもあります。


■ 湿気の脅威から守る「フロアコーティング」

湿気による劣化を未然に防ぐ手段として、いま多くのご家庭で選ばれているのがフロアコーティングです。
これは床表面に透明な保護膜を施し、水分・汚れ・摩擦から床材を守る施工です。

北海道のように、乾燥と湿気のギャップが大きいエリアでは、次のような効果が特に役立ちます。

  • 防水・防湿効果:水分や湿気の侵入をシャットアウトし、膨張やカビのリスクを低減。
  • 抗菌・防カビ機能:目に見えない菌やカビの発生を抑制し、衛生的な空間を保つ。
  • 耐摩耗性アップ:家具の移動や生活の中で起こる摩擦にも強く、傷を防ぐ。
  • 美観をキープ:ワックスがけの手間なしで、自然な光沢と質感を長く保てる。

■ 北海道のご家庭にこそおすすめの理由

特に、雪の持ち込みや乾燥対策で加湿器を使う生活習慣がある北海道では、フロアコーティングが大きな安心材料になります。
「知らぬ間に湿気が原因で床が浮いていた」「黒ずんできたが拭いても取れない」など、気づいたときには手遅れになっているケースが非常に多いのです。

また、寒さが厳しい季節は床の冷えも気になりますが、コーティングによって床材の劣化が防げるため、床暖房の効率維持にも貢献します。


■ まとめ|“乾燥地域”でも油断禁物

「乾燥している北海道だから、湿気による劣化なんて関係ない」
そう思っている方ほど、じわじわと進行する湿気ダメージに気づかず、床が手遅れになることがあります。

フローリングは家の基盤。
北海道のような過酷な寒暖差・湿気環境に対応するには、早めのコーティング施工が最も確実な予防策です。

見た目の変化は少ないかもしれませんが、その効果は10年単位で暮らしを守ります。
今からできる“見えないケア”で、北海道の住まいをより快適に保ちましょう。

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