ハウスコーティング専門店グラシオンです。
本日は、宮城の湿気対策とフロアコーティングのメンテナンス方法について紹介します。
東北地方の中でも、海と山に囲まれた自然豊かな環境に位置する宮城県。四季折々の気候を楽しめる一方で、梅雨時期や夏場には湿気が多く、また冬は寒さとともに結露や乾燥も気になります。特に住宅の「床」においては、こうした気候の影響を受けやすく、日々の生活の中で少しずつ劣化が進んでいきます。
そこで注目したいのが、フロアコーティングの導入と定期的なメンテナンスです。今回は、宮城の気候特性をふまえた湿気対策と、フロアコーティングを長持ちさせるためのメンテナンス方法をご紹介します。
湿気が多い宮城の気候とフローリングへの影響
宮城県は、東側に太平洋を抱えるため、湿度の高い海洋性気候の影響を受けやすい地域です。特に梅雨や台風シーズン、または沿岸部では、外気の湿気が室内に入り込みやすくなります。こうした湿気は、木材を素材とするフローリングにとっては大敵です。
湿気を含んだ空気が室内に充満すると、フローリング材が水分を吸収し膨張。これが原因で「浮き」や「きしみ」、「反り」が発生することがあります。さらに湿気を放置するとカビの原因にもなり、家の衛生環境にも悪影響を及ぼします。
フロアコーティングの役割とは?
フロアコーティングとは、フローリングの表面に透明な保護膜を形成する施工方法で、木材の保護と美観維持に非常に有効です。ガラスコーティングやウレタンコーティングなど種類はさまざまですが、共通して言えるのは、「キズ・水分・汚れからの保護」と「掃除のしやすさ」が向上するということ。
湿気の多い宮城では、フローリング材が水分を吸わないように表面をしっかりコーティングしておくことで、膨張や変形、カビの発生を防ぐ効果が期待できます。
宮城で実践したいメンテナンス方法
1. 定期的な乾拭きで湿気を防止
湿度が高い時期は、室内の床に湿気がこもりやすくなります。床面を定期的に乾いたモップやマイクロファイバークロスで拭くことで、表面の水分やホコリを取り除きましょう。水拭きは逆に湿気を与えてしまうため、梅雨時や雨の日には避けた方が無難です。
2. 除湿機や換気を活用
梅雨や夏の高湿度対策には、除湿機の活用や、朝晩のこまめな換気が有効です。湿気が溜まりやすい場所(リビングや押し入れ周辺)に除湿機を置くことで、室内全体の湿度バランスを整えることができます。
3. 中性洗剤での汚れ落とし
どうしても付着してしまう皮脂や食べこぼしなどの汚れには、薄めた中性洗剤を使って優しく拭き取りましょう。強いアルカリ性や酸性の洗剤、アルコール系クリーナーはコーティングを劣化させる原因になりますので、使用は避けてください。
4. 家具の脚には保護パッドを装着
湿気によって床材がわずかに膨張している状態で家具を動かすと、表面の保護膜が剥がれることがあります。家具の脚にフェルトパッドを貼ることで、床へのダメージを大きく軽減できます。
5. プロのメンテナンスチェックを活用
数年ごとにプロによるコーティングチェックや部分補修を受けることで、施工当初の状態を長期間保つことができます。特に宮城のように湿度の上下が激しい地域では、プロによる定期点検が床材の寿命を延ばすうえで重要です。
フロアコーティングは宮城の家にこそおすすめ
フローリングは、家の中でもっとも使用頻度が高い場所のひとつ。だからこそ、しっかりとしたメンテナンスとコーティングが必要不可欠です。
宮城県のように湿度の影響が大きい地域では、ガラスコーティングのような耐水性・耐摩耗性に優れたコーティングを導入し、適切な湿気対策と組み合わせることで、住まい全体の快適さと衛生面の向上を図ることができます。
宮城の気候と向き合いながら快適な住まいを保つには、床材の保護が重要なカギになります。フロアコーティングを導入することで、湿気や汚れからフローリングを守り、日々の掃除もぐっと楽になります。
そして、導入後の定期的なメンテナンスを忘れずに行うことで、効果を長持ちさせ、家全体の価値を保ち続けることができるのです。湿気の多い宮城の住宅事情に合った対策として、フロアコーティングはとても心強い存在といえるでしょう。