ハウスコーティング専門店グラシオンです。

東京で生活する多くの人にとって、住宅の内装、とくに「フローリングの状態」は見た目にも快適性にも大きく関わる重要な要素です。ところが、実は見落とされがちなのが“湿気”によるフローリングへの影響です。

高層マンションでも戸建てでも、どんな住宅にも湿気のリスクは潜んでいます。特に、都市ならではの構造や生活スタイルが、気づかぬうちにフローリングを劣化させているかもしれません。

今回は、東京の住まいに潜む湿気のリスクと、今注目されている“フロアコーティング”による対策についてご紹介します。


■ 都市型住宅は湿気がこもりやすい?

東京の住宅は気密性が高く、省エネ・断熱性能に優れた構造が多い一方で、空気の循環がうまくいかず、湿気がこもりやすい環境になりがちです。さらに、マンションなどでは上下左右に隣室があるため、風通しも限られ、室内に熱や湿気がたまりやすくなります。

梅雨時期や真夏の多湿環境では、フローリングが膨張・浮き・反り・カビの発生などのトラブルに見舞われることも。特に日当たりの悪い部屋や、水回り付近のフローリングはダメージを受けやすいのです。


■ エアコンでは対処しきれない“床下湿気”

「除湿器やエアコンを使っているから大丈夫」と思っていても、問題は“床表面”だけではありません。実はフローリングは、床下からの湿気にも影響を受けるため、室内の空気だけを乾燥させても、根本的な対策にならないことがあります。

また、ペットのトイレや観葉植物など、日常生活で起こる“水分”の放置も、気づかないうちに床を傷めていく原因に。都市生活の中で日々の忙しさに追われていると、小さな水染みやわずかな浮きを見逃してしまうことも少なくありません。


■ 解決策は「フロアコーティング」

そんな“見えない湿気リスク”からフローリングを守る方法として、今多くの家庭で選ばれているのがプロによるフロアコーティングです。

フロアコーティングとは、フローリングの表面に耐水性・防汚性・耐久性に優れたコーティング剤を塗布し、見えないバリアをつくる施工です。表面をしっかりとコーティングすることで、湿気や水分が木材内部に浸透するのを防ぎ、長期間にわたって美しい状態を保てるようになります。

とくに「ガラスコーティング」や「UVコーティング」といった素材は、透明度が高く自然な見た目を維持しながら、優れた防湿・防傷・防汚性能を兼ね備えています。


■ 施工後すぐに実感できる“違い”

湿気への強さだけでなく、フロアコーティングのもう一つの魅力は日常の掃除が圧倒的にラクになること。皮脂汚れやホコリ、飲み物のこぼれなどもサッと拭くだけで済むようになり、小さなお子様やペットがいる家庭でも安心です。

また、コーティング剤には滑りにくさを調整する機能があるものもあり、高齢者の転倒防止対策としても注目されています。


■ 東京の家を長くきれいに保つために

高温多湿の気候と都市型住宅という環境が重なる東京では、フローリングにとって“湿気”は見過ごせない大敵です。
しかし、フロアコーティングによって表面をしっかり保護すれば、こうしたリスクを未然に防ぎ、清潔で快適な住まいを維持することができます。

「床がべたつく」「浮きが出てきた気がする」「掃除が大変になってきた」…そんなサインを感じたら、ぜひ一度、専門業者によるフロアチェックやコーティングをご検討ください。

都市生活に寄り添った“見えないケア”が、住まいの寿命を大きく変えてくれます。

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