いつのまにか黒ずんでいたフローリング

長期間にわたってフローリングを使用していると、気づかぬうちに黒ずみが付いていることがあります。通常の掃除だけではなかなか落とすことができず、多くの人が悩んでいるかもしれません。

黒ずみがフローリングに生じる原因として、皮脂、油汚れ、カビ、そしてワックスの劣化が挙げられます。フローリングは人の皮脂が付着しやすく、それらが蓄積することで黒ずみが生じることがあります。通気性の悪い場所や窓際での結露によってカビが発生、料理中の油はねなどが原因、ワックスの劣化によってなど、さまざまな原因によって黒ずみが生じることがあります。また、フローリングを保護するために塗布されたワックスが徐々に剥がれていき、そこに汚れが付着して黒ずみが生じることがあります。

原因別 フローリングの黒ずみの取り方

フローリングの黒ずみ汚れを取るために、適切な洗剤を使い分けることが重要です。以下に、それぞれの汚れに対応する洗剤をご紹介します。

  1. 皮脂汚れ
    アルカリ性の洗剤を使用すると効果的です。例えば、重曹やハッカ油などを使った洗剤がおすすめです。
  2. 油汚れ
    脱脂綿やエタノールを使った洗剤が効果的です。また、中性洗剤でも落とせる場合があります。
  3. カビ汚れ
    カビ退治に特化した洗剤を使用すると効果的です。例えば、塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使った洗剤がおすすめです。
  4. ワックスの劣化
    ワックスリムーバーを使用すると効果的です。ただし、フローリングの素材によっては使用できない場合があるので、注意が必要です。

適切な洗剤を使い分けることで、効果的に黒ずみ汚れを取り除くことができます。ただし、素材によっては強い洗剤や薬剤を使うと傷がつく場合があるため、注意が必要です。
フローリングの清掃自体は難しくありませんが、赤ちゃんやペットがいるご家庭では中性洗剤を使用する際には床に残らないよう注意が必要です。ただし、中性洗剤では除去できないカビや長時間放置した油汚れのような黒ずみ、フロアタイルの溝に入ってしまったもあります。重曹水を使用することで除去できる場合もありますが、床を傷つけてしまう可能性があるため、プロのクリーニング業者に相談することをおすすめします。

フローリングの黒ずみ落としでやってはいけない掃除法

フローリングの黒ずみを落とす際に、以下のようなやってはいけない掃除法があります。

  1. 強力な洗剤の使用
    フローリングの表面には、防水性を保つために加工が施されています。強力な洗剤を使用すると、この加工が剥がれることがあります。その結果、水や汚れが侵入しやすくなり、フローリングの劣化を早める可能性があります。
  2. 鉄や金属のブラシの使用
    鉄や金属のブラシを使用すると、フローリングの表面を傷つける可能性があります。この傷は、汚れが付きやすくなったり、黒ずみを引き起こす原因になることがあります。
  3. 重曹水の使用
    重曹は自然に優しい洗剤として掃除によく使われますが、重曹水は、フローリングの表面を傷つけることがあります。また、強アルカリ性のため、加工剤を削り取ってしまうことがあります。これらの問題により、フローリングの表面が黒ずんでしまう可能性があります。
    重曹を粉末のまま使用すると、フローリングの溝に入り込んで取り除くことが困難になる場合があります。また、酸性のお酢やクエン酸を使用することも避けるべきです。これらは木材に浸透して傷める可能性があるため、洗剤としての使用は避けるべきです。
  4. キッチンペーパーや研磨剤の使用
    キッチンペーパーや研磨剤を使用すると、フローリングの表面を傷つけることがあります。また、キッチンペーパーの繊維が残ってしまうこともあるため、汚れが残った状態になってしまう可能性があります。
  5. カビ取り剤を使う
    フローリングの黒ずみは、カビが原因である場合もありますが、ご自分でカビ取り剤は避けるべきです。カビ取り剤には塩素系漂白剤が含まれているため、フローリングの色を変えてしまうことがあります。フローリングのカビを取り除くには、アルコール除菌スプレーを吹きかけた後、乾いた布で菌を取り除く方法が良いでしょう。ただし、この方法によってワックスの成分が溶ける可能性があるため、ワックスがけが必要になることもあります。

黒ずみの予防と対策

床の黒ずみを予防するためには、日々の掃除が欠かせません。特に「皮脂」「油汚れ」「カビ」といった原因を早い段階で除去することが重要です。また、定期的なワックスのかけ直しやフロアコーティングの施工も効果的です。ただし、ワックスのかけ直しは中途半端に行うと逆効果になることがあるため、プロに相談することをおすすめします。フロアコーティングは耐用年数が10年以上あるものもあり、メンテナンスフリーとなるため、忙しい方にもおすすめです。
特にカビ予防に特化する場合は抗菌効果がある銀フロアコーティングがオススメです。
元々のフローリングに傷が入っていると、傷に水分や汚れが染み込み、シミやカビの原因となります。
フロアコーティングをして傷の補修を行うことができますので、新築以外でもメンテナンスとしてのフロアコーティングをおすすめします。