人工大理石は「美しいけれど繊細な素材」

人工大理石は、デザイン性と清潔感を兼ね備えた人気素材。
しかし実際には熱や擦れ、酸性汚れに弱く、黄ばみや細かな傷、くすみ が出やすいのが難点です。
新品のようなツヤを長く維持するには、表面をコーティングで保護することが不可欠です。


加工済みと未加工で施工方法が変わる

◎ 加工済み(研磨仕上げあり)

メーカー出荷時やリフォーム後など、研磨済みの天板は表面が滑らかでツヤがあります。
このタイプには、透明度が高く密着性に優れたガラス系コーティングが最適。
光沢をそのまま活かし、摩耗や変色を防ぎます。

◎ 未加工(マット・劣化あり)

経年でツヤが落ちた人工大理石やマット仕上げタイプは、
まず表面研磨+下地洗浄を行ってから施工。
これにより、汚れや油膜を取り除き、自然な光沢と防汚性を回復させます。


コーティングで得られる主な効果

  • 防汚性アップ:コーヒーや油、調味料などの染み込み防止
  • 防傷性アップ:小キズを防ぎ、滑らかな手触りを維持
  • 耐熱性向上:鍋やフライパンの一時的な高温にも強い
  • ツヤ復活:くすみを除去し、上品な光沢を長期キープ

色変わりのリスクと対策

人工大理石は、材質や仕上げ状態によってはコーティング後にわずかな色変化が起きることがあります。
これは素材そのものが熱・化学反応に弱いためです。

主な要因と対処法

  • 溶剤反応による黄ばみ:アクリル系素材はアルコール・シンナーに弱く、染み込みで変色する場合があります。
     → 当店では無溶剤タイプの安全なコーティング剤を採用。素材判別を行い、施工液を調整しています。
  • 下地残りによるムラ:研磨不足や油分残りがあると、コーティング後にシミのような色ムラが出ることがあります。
     → 研磨・洗浄・静電除去を丁寧に行い、下地の状態を完全に整えた上で施工します。
  • 熱による変色:天板に直接熱い鍋を置くと、コーティングではなく素材自体が変色することがあります。
     → 耐熱250℃以上対応のコーティング剤を使用し、使用上の注意も明示しています。

これらの工程を徹底することで、見た目の変化リスクを最小限に抑えています。


掃除がラクに、ツヤが長持ち

施工後は汚れが付着しにくく、水拭きだけで清潔を保てるようになります。
強い洗剤やクレンザーを使う必要がなくなり、素材を傷めずにメンテナンス可能。
再施工スパンも長く、リフォーム前の延命処理としてもおすすめです。


まとめ

人工大理石は美しさを保つために繊細なケアが必要な素材。
グラシオン福岡店では、素材判別から下地処理・安全施工まで一貫対応し、
加工済み・未加工どちらの天板も最適な仕上がりに導きます。
黄ばみや細かい傷、ツヤ落ちが気になり始めたら、早めの施工をご検討ください。


対応エリア

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