こんにちは、グラシオン北海道札幌店です。
介護施設では、入居者の安全・快適な生活環境を守ることが何よりも大切です。
しかし、施設内では毎日多くの人が行き交い、排泄・食事・入浴・リハビリ・医療処置など、多岐にわたる活動が行われるため、
- 汚れやすく
- 傷みやすく
- カビや臭いが発生しやすく
- 清掃や衛生管理に多大な労力がかかる
という問題が常に付きまといます。
こうした課題に対して、今、介護施設で注目されているのが、**床や水回り、家具、設備などへの「コーティング施工」**です。
これは単なる美観の維持だけでなく、衛生管理の効率化、感染症対策、安全性の向上といった多くの面で効果を発揮します。
この記事では、「なぜ介護施設にコーティングが有効なのか」「導入のメリット」「施工部位や注意点」について詳しく解説します。
◆ なぜ介護施設にコーティングが必要なのか?
✅ 清掃・衛生管理の効率化
高齢者施設では、日常的に汚れ・水分・皮脂・嘔吐物・排泄物などが発生します。
こうした汚れを付着しにくく・落としやすくすることで、清掃スタッフの負担軽減や清掃コスト削減が可能です。
✅ 感染症リスクの低減
ウイルスや菌の付着を抑え、抗菌・抗ウイルス効果のあるコーティングを施すことで、感染拡大のリスクを抑制できます。
特に、インフルエンザ・ノロウイルス・新型コロナウイルスなど、集団生活における感染症対策として有効です。
✅ 床の滑り止め・転倒防止
高齢者にとって最も危険な事故のひとつが「転倒」。
滑り止め効果のある床用コーティングを施すことで、濡れた床でも安全性が向上します。
これは、特に浴室・トイレ・廊下・食堂などで非常に重要なポイントです。
✅ 長期的なコスト削減
設備や床、家具の劣化を防ぐことで、張替え・交換・修理の頻度を減らし、長期的にコストを抑えることができます。
また、耐水性・耐薬品性に優れたコーティングなら、消毒液や洗剤の影響も受けにくく、安心して日常清掃が行えます。
◆ コーティングが効果を発揮する主な場所・設備
部位 / 設備 | コーティングの効果 |
---|---|
フローリング・廊下 | 滑り止め、防汚、キズ防止、掃除簡略化 |
トイレ床・便器まわり | 尿はね防止、臭い・雑菌の付着防止、防カビ |
浴室 | 水垢・カビ防止、滑り防止、清掃効率UP |
食堂・共用テーブル | 油汚れ・食品汚れ防止、アルコール消毒OK |
ガラス・鏡 | 水垢・指紋防止、曇りにくく視界良好 |
手すり・ドアノブ | 抗菌・防ウイルス、除菌がしやすい |
キッチン | 撥水・防汚・耐熱・油はね防止 |
施設の用途に応じて、部分施工 or 全面施工が選べます。
◆ 導入施設の声(一例)
「床が滑りにくくなり、転倒事故が大幅に減りました」(80床・特別養護老人ホーム)
「水回りの清掃がとてもラクになり、職員の負担軽減にもつながっています」(デイサービス)
「コロナ禍でも安心感が増し、見学者やご家族からの印象も良くなった」(有料老人ホーム)
◆ コーティング導入で得られる効果まとめ
項目 | コーティングによる効果 |
---|---|
衛生管理 | 抗菌・抗ウイルス、汚れの付着防止 |
安全面 | 滑り止め、転倒防止 |
美観維持 | 黄ばみ、くすみ、劣化の防止 |
作業効率 | 清掃・消毒の手間を削減 |
コスト削減 | 修理・交換・清掃費の抑制 |
入居者満足度 | 快適で清潔な空間の提供 |
◆ まとめ:介護施設におけるコーティングは“施設運営の質”を上げる施策
介護施設でのコーティング施工は、見た目をキレイに保つだけではありません。
それ以上に、安全・衛生・効率という「施設運営の根幹」に深く関わる取り組みです。
コーティングは、日々のケアを支えるスタッフの負担を軽減し、入居者がより安心して過ごせる環境をつくる――
そのための「見えないけれど大切な支え」なのです。
今後の高齢化社会において、介護施設の環境整備はますます求められる分野。