新築住宅におけるフローリングは、建築の仕上がり品質を大きく左右する要素です。特に近年は、突板フローリング・シートフローリングともに、表面の質感や木目の再現度が高く、建材メーカー各社も「意匠性」を強く意識した製品開発を行っています。そのため、フロアコーティングを検討する際、多くの施主様が抱く疑問が「質感が変わらないか」「不自然な艶が出ないか」という点です。
今回ご紹介する岐阜県の新築邸にて実施した“薄膜フロアコーティング”は、まさにその不安を払拭しながら、汚れ防止性能を最大化し、長期的な美観維持を叶える施工として高い評価をいただきました。本記事では、施工の背景・使用したコーティングの特性・施工工程・仕上がりの実際を、専門的視点から詳しくご紹介します。

■施工背景
「見た目を変えずに、汚れだけを防ぎたい」という新築施主様のニーズ
今回のご依頼は、岐阜県内で新築住宅を建てられた施主様からのもので、
- フロアの風合いを変えずに保ちたい
- 生活汚れだけを付きにくくしたい
- ワックスのようにムラ・べたつきが残るのは避けたい
- メンテナンス頻度を極力抑えたい
という明確なご要望がありました。
特に昨今の新築フローリングは、マット調や自然木のような質感を重視する傾向が強く、艶が乗りすぎるコーティングとの相性が課題となるケースもあります。そのため当店【愛知常滑店】では、**“薄膜タイプで素材感を変えない防汚コーティング”**をご提案しました。
これにより、
- フロアの風合いは新築そのまま
- 汚れの浸透を防ぎ、シミ化を抑制
- 日常清掃の負担が大幅に軽減
という、意匠性と実用性を両立した住まいづくりが可能になります。
■薄膜フロアコーティングの特徴
1. 素材感を保持する極薄仕上げ
薄膜コーティングは、一般的な高膜厚タイプと異なり、
“塗ったことを感じさせない透明でフラットな仕上がり” が特徴です。
フローリング表面の木目・凹凸・マット感をそのまま残しつつ、
表層に均一な防護被膜を形成し、生活汚れの固着や浸透を抑えます。
2. 油汚れ・皮脂汚れ・水性汚れの付着抑制性能
新築で最も注意すべきは、日常生活で自然に蓄積する“微細な汚れの定着”です。
薄膜コーティングは表面エネルギーをコントロールすることで、
油脂汚れ・水性汚れ・皮脂汚れが付着しにくい表面状態を維持します。
これにより、
- 食べこぼし
- 調味料のしみ
- キッチン周辺の飛び散り汚れ
- 子どもやペットによる日常汚れ
といった生活汚れが、フローリング表層に固着せず、軽い拭き取りで除去できます。
3. ワックス不要で長期メンテナンスコストを削減
従来のワックスは、塗り直しが必要で、汚れを巻き込んで黒ずみを生むリスクもあります。
薄膜コーティングは、
- ワックス不要
- 剥離作業が不要
- 長期的に表面状態が安定
という利点があり、ランニングコストを大きく抑えることができます。
4. 新築時施工が最も効果を発揮
新築時は、フローリングがダメージ・汚れ・劣化の影響を受けていないため、
コーティング被膜が最も均一に定着します。
そのため、
「新築=最も適した施工タイミング」
であり、今回の岐阜県邸はまさに理想的な条件でした。
■施工工程(岐阜県 新築邸)
① 現場確認・使用材の選定
フローリングの種類・表面仕様を確認し、
薄膜タイプが最適であることを再確認。
② クリーニング・除塵
新築とはいえ、建築時の微細粉塵や樹脂片が残っているため、
専用パッドで徹底した除塵・清掃を行います。
③ コーティング塗布
均一な塗布技術が必要なため、
ストロークスピード・膜厚管理・端部処理を精密に実施。
薄膜タイプの特徴を活かし、
「施工したと分からないレベルの自然仕上げ」
を実現します。
④ 硬化・最終確認
硬化後、光の反射・触感・汚れ残りの有無をチェックし、
施工前と見た目の差がないことを確認してお引き渡し。
■施工後の変化
施主様からいただいた声では、
- 「本当に塗ってあるのかわからない自然さ」
- 「汚れが拭き取りやすくなった」
- 「新築状態をそのままキープできる安心感がある」
といった評価をいただきました。
特に、“見た目を変えたくない”という最初の不安が解消され、
意匠性と防汚性能が両立できた点を高く評価いただいています。
■岐阜県・三重県は出張費無料【愛知常滑店】
当店では、岐阜県・三重県での施工において
出張費を無料で対応しています。
新築時の初期対策として、
「見た目を変えずに汚れだけを防ぎたい」
という方には最適な施工です。