中古住宅を購入したとき、気になる場所の一つが床です。
「フローリングに傷が多いけど、このまま住んで大丈夫?」
「床をキレイにするなら張り替えたほうがいい?」
「張り替えは高そうだから、コーティングでも大丈夫?」
「入居前に何をしておけばいい?」
中古住宅の床は、前の住人の生活によって傷・汚れ・へこみ・ワックスの劣化などが残っていることがあります。
しかし、床が古く見えるからといって、必ずしも全面的な張り替えが必要とは限りません。
床の状態によっては、クリーニングや補修、フロアコーティングによって今ある床を活かすという方法もあります。
一方で、床材そのものが大きく劣化している場合は、張り替えが適しているケースもあります。
この記事では、中古住宅の床をキレイにする方法について、
「張り替え」と「フロアコーティング」のどちらが向いているのか
を中心に、メリット・デメリットや判断ポイントを分かりやすく解説します。
中古住宅の床をキレイにする方法は主に4つ
中古住宅の床をキレイにする方法は、張り替えとコーティングだけではありません。
大きく分けると、次の4つがあります。
- クリーニング
- 補修
- フロアコーティング
- フローリングの張り替え
床の状態によって適した方法が変わります。
例えば、単純な汚れならクリーニングで改善できる可能性があります。
細かな傷なら補修やコーティングを検討できます。
一方、床材そのものが大きく劣化している場合は、張り替えが必要になることもあります。
つまり、
「中古住宅だから張り替え」
と最初から決めるのではなく、まず現在の床の状態を確認することが重要です。
まず確認したい「中古住宅の床の状態」
床をどうするか決める前に、次の項目を確認しましょう。
汚れ
- 黒ずみ
- ベタつき
- 皮脂汚れ
- 油汚れ
- 水垢
- ワックス汚れ
傷
- 擦り傷
- 引っかき傷
- 家具による傷
- ペットによる傷
- 深い傷
劣化
- 表面の剥がれ
- 色あせ
- 変色
- 浮き
- 腐食
- 床鳴り
- 沈み
ここで重要なのが、「汚れ」と「床材そのものの劣化」を区別することです。
掃除でキレイになるなら無理に張り替えなくてもいい
中古住宅の床を見て、
「なんとなく古い」
「黒ずんでいる」
「ツヤがなくなっている」
と感じても、それが床材そのものの劣化とは限りません。
長年の生活によって、
- ホコリ
- 皮脂
- 油汚れ
- ワックスの劣化
などが蓄積している場合があります。
この場合は、床材に合った方法でクリーニングすることで改善できる可能性があります。
ただし、汚れを落とそうとして強い洗剤を使ったり、強くこすったりするのは避けましょう。
床材や表面加工によって、使用できる洗剤や水分量が異なるためです。
床の傷が気になるなら「補修」という選択肢もある
中古住宅の床には、細かな傷やへこみが残っていることがあります。
例えば、
- 椅子を引いた跡
- 家具の脚の跡
- 物を落としたへこみ
- ペットによる細かな傷
- 引っ越し時の擦り傷
などです。
このような傷があるからといって、必ずしも床全体を張り替える必要はありません。
傷の深さや範囲によっては、部分的な補修で対応できる場合があります。
フロアコーティングという方法もある
床材自体に大きな問題がない場合、フロアコーティングも選択肢の一つです。
フロアコーティングとは、フローリングの表面にコーティング層を形成し、床を汚れや傷などから保護する施工です。
中古住宅では、
今ある床を活かす
という考え方ができます。
特に、
- 床材はまだ使用できる
- 大きな劣化はない
- 汚れを防ぎたい
- 掃除をラクにしたい
- これから長く住みたい
という場合に検討しやすい方法です。
フローリングを張り替えるメリット
もちろん、床の状態によっては張り替えが適しています。
張り替えの最大のメリットは、床材そのものを新しくできることです。
例えば、
- 床材の劣化が大きい
- 広範囲に深い傷がある
- 水によるダメージがある
- 床が沈む
- 腐食している
- 床材のデザインを変えたい
といったケースでは、張り替えを検討する価値があります。
中古住宅でも、床材を新しくすれば室内全体の印象が大きく変わります。
フローリングを張り替えるデメリット
一方で、張り替えにはデメリットもあります。
費用が大きくなりやすい
床材だけでなく、施工費なども必要になります。
工事期間が必要
範囲によっては、生活しながらの工事が難しくなる場合があります。
家具の移動が必要
入居後に張り替える場合、家具や家電の移動が必要になることがあります。
まだ使える床まで交換することになる場合がある
床材に問題がない部分まで新しくすることになれば、コストが大きくなる可能性があります。
そのため、「キレイにしたい=全面張り替え」ではなく、床の状態を見て判断することが重要です。
フロアコーティングのメリット
中古住宅の床にフロアコーティングを施工するメリットとして、まず挙げられるのが床表面の保護です。
コーティングの種類によって性能は異なりますが、
- 防汚性能
- 傷への耐性
- 滑りにくさ
- 光沢
- 耐薬品性
などを期待できるタイプがあります。
また、床の表面が保護されることで、日常の掃除やメンテナンスをしやすくすることも期待できます。
フロアコーティングのデメリット
一方で、フロアコーティングにも注意点があります。
まず、床材そのものの劣化をコーティングで直せるわけではありません。
例えば、
- 床が沈む
- 床材が腐食している
- 大きく浮いている
- 深刻な水 damage がある
といった状態では、コーティングより先に床の補修や張り替えを検討する必要があります。
また、中古住宅の場合は既存ワックスや以前の施工状態を確認する必要があります。
そのため、施工前の床の確認が重要です。
張り替えとコーティング、どっちがいい?
結論から言うと、
床材そのものが大きく劣化しているなら「張り替え」
床材はまだ使えるけれど、キレイにして保護したいなら「フロアコーティング」
という考え方が基本です。
簡単に比較すると、以下のようになります。
| 比較項目 | フロアコーティング | 張り替え |
|---|---|---|
| 床材 | 今の床を活用 | 新しい床材へ交換 |
| 汚れ対策 | ◎ | ○ |
| 傷対策 | コーティング種類による | 新品になる |
| 床材の劣化 | 改善できない | ◎ |
| 見た目の変更 | 施工タイプによる | ◎ |
| 工事規模 | 比較的小さい | 大きくなりやすい |
| 入居前施工 | ◎ | ◎ |
| 今の床を活かす | ◎ | × |
| 長期的な保護 | ◎ | 別途メンテナンスが必要 |
※性能や施工条件は床材・施工方法によって異なります。
こんな中古住宅なら「コーティング」を検討
次のような場合は、フロアコーティングを検討しやすいでしょう。
① 床材自体はまだ使える
多少の傷や汚れはあるものの、床材そのものに大きな問題がないケースです。
② 入居前に床をキレイに整えたい
家具を搬入する前に床をクリーニング・補修し、保護しておきたい場合です。
③ 長く住む予定
中古住宅を購入して、これから10年、20年と暮らす予定なら、床を保護しておくという考え方があります。
④ 子どもがいる
食べこぼしやおもちゃによる傷など、床への負担が増える家庭です。
⑤ ペットがいる
犬や猫と暮らす場合、床の傷や汚れへの対策を考えておくと安心です。
⑥ 掃除をラクにしたい
床をできるだけ汚れにくくして、日常の掃除負担を減らしたい家庭にも向いています。
こんな場合は「張り替え」を検討
逆に、次のような場合は張り替えを優先して考えたほうがよいでしょう。
- 床が沈む
- 腐食している
- 大きく浮いている
- 水漏れによる深刻なダメージがある
- 広範囲に床材が破損している
- 床材そのものを新しくしたい
特に「歩くと床が沈む」「一部だけ明らかに柔らかい」という場合は、単なる表面の汚れや傷とは違う可能性があります。
見た目だけで判断せず、必要に応じて専門家に確認してもらいましょう。
中古住宅は「入居前」に床を整えるのがおすすめ
中古住宅の床対策をするなら、できるだけ入居前がおすすめです。
理由は単純で、家具がないからです。
入居後は、
- ソファ
- ダイニングテーブル
- ベッド
- テレビ台
- 冷蔵庫
- 食器棚
などが設置されます。
床を施工するために家具を移動するのは大変です。
そのため、
購入
↓
床の状態を確認
↓
クリーニング
↓
補修
↓
フロアコーティングまたは張り替え
↓
家具搬入
という流れにするとスムーズです。
中古住宅の床をキレイにするなら「張り替え前に状態確認」
床を見て「古いから張り替えよう」と決める前に、一度状態を確認してみましょう。
例えば、
ケース1:汚れているだけ
→ クリーニング
ケース2:細かな傷+汚れ
→ クリーニング+補修+コーティング
ケース3:深い傷が一部にある
→ 部分補修+必要に応じてコーティング
ケース4:床材そのものが大きく劣化
→ 張り替えを検討
このように、床の状態によって選択肢は変わります。
中古住宅の床を長くキレイに保つには?
せっかく入居前に床をキレイにするなら、その状態を維持する方法まで考えておきましょう。
特に、
- 子どもがいる
- ペットがいる
- 共働き
- 掃除時間が少ない
- 長期間住む
という家庭では、毎日の掃除だけで床を守り続けるのは大変です。
そこで重要なのが、
「汚れてから掃除する」だけではなく「汚れにくくする」
という考え方です。
フロアコーティングは、そのための選択肢の一つです。
グラシオンのフロアコーティング
ハウスコーティング専門店グラシオンでは、床の状態や生活スタイルに合わせて複数のフロアコーティングを用意しています。
ガラスコーティング薄膜
床の見た目を大きく変えず、防汚性能を重視したい方に適したタイプです。
20年保証。
ただし、薄膜タイプには傷防止効果はありません。
「床の見た目を変えずに汚れ対策をしたい」という場合に検討しやすいタイプです。
ガラスコーティング中膜
薄膜と厚膜の中間に位置し、防汚性能や耐久性などのバランスを重視したタイプです。
セラミックコーティング厚膜
傷や汚れへの対策を重視する場合に適した厚膜タイプです。
30年保証。
強い傷防止性能、防汚性能、耐薬品性などが特徴です。
子どもやペットがいる家庭など、床への負担が大きくなりやすい家庭にもおすすめです。
中古住宅の床にコーティングするなら「床の状態」が重要
中古住宅では、新築と違って床の状態が一軒ごとに異なります。
そのため、
「中古住宅ならコーティングをすればいい」
というわけではありません。
施工前に、
- 床材の種類
- 既存ワックス
- 汚れ
- 傷
- へこみ
- 劣化
- 過去の施工
などを確認することが大切です。
場合によっては、コーティングの前にクリーニングや補修が必要になります。
床の状態を見てから施工方法を決めることが、中古住宅では特に重要です。
子どもがいる中古住宅なら床対策は早めがおすすめ
中古住宅を購入して子育てを始める場合、床は今後さらに汚れやすくなります。
例えば、
- ハイハイ
- 食べこぼし
- おもちゃ
- ミニカー
- クレヨン
- 走り回る
- 飲み物をこぼす
など。
入居時にキレイにしても、子どもが成長すると床への負担は増えていきます。
だからこそ、子どもが本格的に床を使い始める前に、入居前の床対策を考えることが大切です。
共働き家庭にも「入居前の床対策」が重要
共働き家庭の場合、毎日の掃除に時間をかけるのは簡単ではありません。
だからこそ、
掃除を頑張る家
ではなく、
掃除しやすい家
を作ることが重要です。
中古住宅の床を入居前に整えて、必要に応じてフロアコーティングで保護しておけば、日々の床掃除を少しでもラクにすることにつながります。
「中古住宅だから仕方ない」と諦めるのではなく、入居前にできることを考えてみましょう。
中古住宅の床対策チェックリスト
最後に、床をどうするか判断するためのチェックリストをまとめます。
- 床に黒ずみがある
- ベタつきがある
- ワックスが劣化している
- 細かな傷がある
- 深い傷がある
- へこみがある
- 表面が剥がれている
- 床が浮いている
- 歩くと沈む場所がある
- 水によるシミがある
- 床材そのものが劣化している
- 入居前に家具がない状態で確認できる
- 今の床をできるだけ活用したい
- 床の汚れを防ぎたい
- 掃除をラクにしたい
- 子どもがいる
- ペットがいる
- 長期間住む予定
「床材自体は問題ないけれど、汚れ・傷・今後のメンテナンスが気になる」なら、コーティングを検討。
「床材そのものに大きな劣化がある」なら、張り替えを検討。
この考え方で判断すると、選択しやすくなります。
まとめ|中古住宅の床は「張り替え」か「コーティング」か状態で決める
中古住宅の床をキレイにする場合、必ずしも全面張り替えが必要とは限りません。
まずは、
汚れなのか
傷なのか
床材そのものの劣化なのか
を確認することが重要です。
そのうえで、
- 汚れ → クリーニング
- 軽微な傷 → 補修
- まだ使える床を保護したい → フロアコーティング
- 床材そのものが劣化 → 張り替え
というように、状態に合わせて対策を選びましょう。
特に中古住宅では、入居前の家具がないタイミングが床対策のチャンスです。
これから長く暮らす家だからこそ、購入した時点の床をキレイにするだけでなく、その状態をどう維持していくかまで考えておくことをおすすめします。
愛知・岐阜・三重で中古住宅の床をキレイにしたい方へ
ハウスコーティング専門店グラシオンでは、愛知・岐阜・三重を中心に、東海4県+滋賀県でフロアコーティングを施工しています。
中古住宅の場合は、床材・既存ワックス・傷・汚れ・劣化状態によって適した施工方法が異なります。
「中古住宅を購入したけれど、床を張り替えるべきか迷っている」
「今のフローリングを活かしてキレイにしたい」
「入居前に床を保護しておきたい」
という方は、床の状態を確認したうえで、クリーニング・補修・フロアコーティング・張り替えの中から適した方法を検討してみてはいかがでしょうか。
お気軽にご相談ください。