グラシオン福岡大牟田店では、大分県内の旅館にて、浴室まわりの特殊清掃と除カビ・防カビ、檜風呂のコーティングなどを行いました。檜・漆喰・御影石という異なる素材を、それぞれの状態に合わせて施工した事例です。
旅館の浴室では、清潔感とともに、木目や石の風合いも大切です。今回の施工では、既存の素材を生かしながら汚れや黒ずみを整え、除カビ後の防カビや表面保護につなげました。施設名や客室名は伏せ、実際の施工内容と施工前後の様子をご紹介します。
檜・漆喰・御影石を、それぞれの状態に合わせて施工
今回の対象には、檜風呂、浴室の木部や天井、漆喰壁、露天まわりのデッキ、御影石の洗い場カウンターなどがありました。同じ浴室の中でも、木材と石材では扱い方が異なります。表面に見えている汚れだけでなく、素材の状態を踏まえて作業を分けています。
施工前の写真では、檜風呂の内側に色むらや黒ずみが見られ、天井や漆喰壁にも斑点状の汚れが確認できました。御影石のカウンターでは、黒い石の表面に白っぽい跡が目立っていました。
こうした見た目の変化を、すべて同じ原因として扱うことはできません。黒い部分を一律にカビと決めつけたり、白い跡を強い洗剤だけで落とそうとしたりせず、施工箇所ごとの状態に合わせて対応しました。
浴室の木部と天井は、除カビと防カビを組み合わせて対応
浴室の木部や天井まわりには、除カビ・防カビの処理を行いました。木材用の除カビ剤や防カビコートなどを使い、対象に合わせて作業しています。
木部の施工では、汚れを取り除いた後も、その場所の雰囲気に合う仕上がりが求められます。明るくすることだけを目標にせず、木目や周囲との見え方を確認することが大切です。今回も、木材の表情を残しながら、目立っていた汚れを整えました。
施工前後の写真では、天井や梁まわりに見られた斑点状の汚れが減り、木目が見やすくなっています。写真は撮影位置や光の条件が異なるため、色の明るさだけでなく、汚れの分布や同じ部分の変化をご覧ください。
また、除カビは今あるカビに対処する作業で、防カビはその後の発生や広がりを抑えるための処理です。今回の事例では、汚れを取り除く工程に加え、施工後の状態を保つための防カビ処理も組み合わせました。


檜風呂は、汚れを整えてからコーティング
檜風呂では、施工前に浴槽の底面や側面に色むら、黒ずみなどが見られました。施工後の写真では、目立っていた黒ずみが軽減し、木目が見えやすい状態になっています。
木の浴槽は、素材そのものの風合いが魅力です。そのため、表面の汚れを落とす際にも、木材の状態を見ながら施工します。今回も、汚れの上からコーティングを重ねるのではなく、必要な清掃や処理を行ってから表面保護へ進めました。
本施工の檜風呂には、コーティングも行っています。汚れを除去して終えるだけでなく、整えた表面を保護し、その後の汚れを付きにくく、落としやすくすることを目的とした工程です。
なお、今回の事例には、除カビ・防カビのみを行ったサンプル施工も含まれています。写真の見た目が変わっていても、すべてがコーティング後というわけではありません。清掃や除カビによる変化と、その後の保護施工は、分けてご紹介しています。


漆喰壁は、表面に広がった斑点状の汚れに対応
漆喰壁の施工前写真では、白い壁面に灰色から黒っぽい斑点状の汚れが点在していました。浴室の木部と隣り合う場所ですが、壁まで木材と同じ扱いにせず、漆喰の状態を確認しながら除カビ作業を行っています。
施工後の写真では、目立っていた斑点が軽減し、壁面の白さが見えやすくなっています。壁の汚れは、天井や梁など周囲の素材と一緒に視界に入るため、一部分だけでなく浴室全体の印象にも関わる箇所です。
今回の漆喰壁は、既存の壁面を対象に処理しています。汚れを取り除く施工でどこまで整えられるか、壁そのものの傷みへの対応が必要かを分けて考えることが大切です。
また、施工後も一部に跡が残る箇所があります。すべての変色がなくなるわけではないため、汚れの除去で改善できる部分と、素材に残る変化を確認します。漆喰壁の汚れでお困りの場合も、現地の状態から施工方法と仕上がりの見通しを検討します。


御影石の白い跡は、洗浄だけで終わらせず研磨へ
御影石の洗い場カウンターでは、表面に白っぽい跡が広がっていました。この箇所は、洗浄だけでは十分に取り切れなかったため、ダイヤモンドパッドを使って研磨し、表面を整えました。
研磨とは、素材と状態に合った道具で表面を磨く作業です。今回の石材では、洗浄後も残る汚れに対し、作業方法を切り替えて対応しました。薬剤を使い続けるだけでなく、表面の状態に合わせて工程を選んだ箇所です。
施工前後を比較すると、目立っていた白い跡が軽減し、黒い御影石の表情が見えやすくなっています。ただし、この結果をすべての石材や汚れに当てはめることはできません。石の種類や仕上げ、傷み方によって、研磨できる範囲や仕上がりは異なります。
木部や漆喰の除カビと石材の研磨では、作業の目的も道具も違います。複数の素材が使われる旅館の浴室では、場所ごとに方法を選ぶことが、美観回復の大切なポイントになります。


美観回復後は、素材と施工内容に合った管理を
今回の施工では、木部や檜風呂の黒ずみ、漆喰壁の斑点状の汚れ、御影石の白い跡が軽減しました。こうした施工直後の変化に加え、その後の状態を保つためのお手入れも大切です。
除カビやコーティングを行っても、日常の清掃や水分・湿気への対応は引き続き必要になります。施工した場所に合うお手入れを続け、汚れをためないことが基本です。
施設の管理では、気になる箇所を同じ位置から定期的に撮影しておくと、変化を確認しやすくなります。黒ずみや白い跡が再び気になった場合も、いつごろから、どの場所に出ているかが分かると、対処を検討しやすくなります。
清掃の際に変化が見られた場合は、強い薬剤や硬いブラシを追加する前に、施工した箇所のお手入れ方法を確認してください。檜・漆喰・御影石では扱い方が異なり、コーティングの有無によっても適した清掃方法が変わる場合があります。
旅館・ホテルの浴室の美観回復|無料相談・お見積り
「檜風呂の黒ずみが気になる」「漆喰壁の斑点状の汚れをきれいにしたい」「御影石の白い跡が洗っても残る」。こうしたお悩みは、同じ浴室でも別々の方法で対応する場合があります。
相談時には、気になる部分を近くから撮った写真と、その周辺が分かる写真をご用意いただくと、状態を確認しやすくなります。素材が分かる資料や、これまでに使った洗剤、過去の施工内容があれば、合わせてお知らせください。
グラシオン福岡大牟田店では、九州全県(沖縄除く)で、旅館・ホテルなどの施設の特殊清掃、除カビ・防カビ、コーティングをご相談いただけます。現場の素材と状態を確認し、必要な清掃や下地処理、保護施工をご提案します。
浴室全体だけでなく、檜風呂や漆喰壁、石材など、気になる箇所からのご相談も承ります。既存の設備を生かした美観回復を検討されている施設様は、無料相談・お見積りをご利用ください。