新築住宅を建てる、または購入する際、多くの方が設備や間取り、デザインに意識を向けます。一方で、引き渡し直後の状態を「どう維持するか」という視点は、後回しになりがちです。
しかし、ハウスコーティングの現場視点で見ると、新築時こそが最も合理的かつ効果的な施工タイミングであることは明確です。
コーティングは汚れを落とすためのものではなく、汚れや劣化を発生させないための予防処理です。
新品状態の建材・設備は表面が均一で、コーティング被膜の密着性が高く、本来の性能を最大限に引き出すことができます。
本コラムでは、新築住宅において特に優先度の高いコーティング施工箇所を5つに絞り、それぞれについて「新築時にやる意味」を深掘りして解説します。
第5位:トイレ
新築時のトイレは、視覚的にも衛生的にも非常に綺麗な状態であるため、コーティングの必要性を感じにくい設備です。
しかし、便器表面は新品であっても完全な平滑ではなく、肉眼では確認できないレベルの微細な凹凸が存在します。この凹凸に尿成分・水垢・雑菌が蓄積することで、黄ばみや黒ずみ、臭気の原因となります。
新築時に抗菌ガラスコーティングやセラミックコーティングを施工することで、これらの凹凸を被膜で覆い、汚れの侵入経路そのものを遮断します。
特に新品時は下地洗浄や研磨が不要なため、完全な予防施工として仕上げることが可能です。
居住後に施工する場合、すでに付着した尿石や水垢を除去する工程が必要になりますが、新築時であればその工程自体を省略でき、長期的な清掃負担に大きな差が生まれます。

第4位:洗面台・洗面所
洗面台および洗面所は、新築時の施工優先度としては比較的低く見られがちですが、実際の居住後問い合わせでは「想定以上に汚れる設備」として上位に入ります。
その理由は、洗面台が水回りの中でも使用目的が多岐にわたる設備である点にあります。
水・石鹸・歯磨き粉・整髪料・化粧品・皮脂など、複数の成分が日常的に付着するため、表面保護がない場合は早期にくすみやムラが発生します。
特に人工大理石や樹脂系素材は、表層劣化が進むと汚れが内部に浸透し、清掃では回復できなくなります。
新築時に抗菌ガラスコーティングを施工することで、素材表面を被膜で保護し、汚れの定着を抑制できます。
結果として、洗面所全体の清潔感が長期間維持され、居住後に「やっておけばよかった」と後悔しやすい箇所を未然に防ぐことができます。

第3位:キッチンシンク
キッチンシンクは、新築住宅において最も早く使用感が出る設備の一つです。
ステンレスシンクは新品時こそ表面が均一で、コーティング被膜の定着性が非常に高い状態にあります。
新築時にガラスコーティングやセラミックコーティングを施工することで、
・スポンジや調理器具による細かなキズの抑制
・水垢、油汚れの固着防止
・くすみ発生の遅延
といった効果を最大限に得ることができます。
居住後でも研磨+コーティングによる再生は可能ですが、新築時は研磨工程が不要なため、素材を削らずに予防できる点が決定的な違いです。
長期使用を前提とした場合、新築時施工が最も合理的な選択といえます。
第2位:浴室全体(風呂全体)
浴室は住宅内で最も過酷な環境にさらされる空間です。
高温多湿、水分、石鹸成分、皮脂汚れが常に存在するため、汚れやカビの発生リスクが非常に高い場所でもあります。
新築時の浴室は、床・壁・浴槽・鏡・水栓金具すべてが新品であり、コーティング効果を最大限に発揮できる理想的な状態です。
抗菌ガラスコーティングや無機ガラスコーティングを浴室全体に施工することで、防汚・防カビ・清掃性向上を同時に実現できます。
特に居住後に問題となりやすいのが、床の金属石鹸による白い汚れや、鏡のウロコ汚れです。
新築時に施工しておくことで、これらの汚れが発生する前段階で対策でき、清掃負担に大きな差が生まれます。

第1位:フロアコーティング
新築住宅において、最も優先度が高いコーティングがフロアコーティングです。
理由は非常にシンプルで、生活が始まった瞬間から劣化が進行する建材だからです。
フローリングは家具の設置、歩行摩耗、砂埃の持ち込みなどにより、短期間で細かなキズが入ります。
新築時にガラスコーティング(個人宅向け)を施工することで、耐摩耗性が向上し、キズや汚れの発生を大幅に抑制できます。
居住後施工も可能ですが、家具移動や施工範囲制限が発生し、完全な仕上がりを実現することは困難になります。
そのため、フロアコーティングだけは新築時施工が絶対的に有利といえます。
新築時のコーティングは「保険」ではなく「戦略」
新築住宅におけるコーティングは、万が一のための保険ではありません。
将来的な清掃コスト削減、設備交換リスクの低減、住宅全体の資産価値維持という観点から見ると、極めて戦略的な初期投資です。
愛知常滑店では、新築引き渡し前後の施工に対応しており、
愛知・岐阜・三重エリアは出張料無料で現地調査・見積もりを行っています。
新品の状態は一度しかありません。
その価値を最大限に活かす選択として、新築時のコーティング導入を検討されることをおすすめします。