はじめに|木材のカビは「落としても戻る」状態になりやすい
柱、窓枠、建具、天井、床。
木の部分に黒ずみや白いカビが出て、拭いてもまた同じ場所に出てくる。
多くの方が湿気や掃除不足を疑いますが、
実はそれだけが原因ではありません。
木材の表面状態が、カビにとって居心地の良い環境になっていることが大きな理由です。

木材はカビが入り込みやすい素材
木は湿気を吸ったり吐いたりする性質があります。
さらに、長年の拭き掃除や洗剤、摩耗によって目に見えない細かな傷や隙間が増えていきます。
この隙間にカビ菌が入り込み、表面だけでなく内部に定着します。
だから、表面を拭いてもまた戻ります。
黒カビと白カビの違い、でも原因は同じ
黒カビは根を張りやすく、内部に広がりやすい。
白カビは表面に広がりやすい。
見た目は違っても、
木の表面が菌にとって居心地の良い状態
になっていることが共通の原因です。
掃除を頑張るほど悪循環になることもある
カビを落とそうとして
・強くこする
・洗剤を使う
これにより木の表面がさらに傷み、
カビが入り込みやすい状態になることがあります。
「掃除しているのに広がる」と感じるのはこのためです。
除カビだけでなく「防カビ」まで行う理由
木材のカビ対策は、2段階で考えることが重要です。
① 除カビ(いま出ているカビを取り除く)
専用の処理で、木材の繊維の中に入り込んだカビを分解・除去します。
表面だけでなく、内部に残った菌にもアプローチします。
② 防カビ(再発しにくい状態をつくる)
除去後の木材表面には、目に見えない傷や隙間が残っています。
ここに湿気や菌が入り込むと、また同じことが起きます。
木材表面を保護することで
・湿気が入り込みにくい
・菌が定着しにくい
・黒ずみが広がりにくい
状態をつくることができます。
「何度も出る」状態は、除カビだけでは止まらない
これまで何度もカビが出ている場合、
除去だけを繰り返しても根本的な改善にならないケースが多くあります。
だからこそ、除カビと防カビをセットで考えることが重要です。
こんな症状が出ていたら要注意
・同じ場所に何度もカビが出る
・黒ずみが広がっている
・白い粉のようなカビが出る
・拭いてもすぐ戻る
これは、木の内部に菌が入り込んでいるサインです。
施工を考えるタイミング
・見た目が気になる
・掃除してもキリがない
・湿気の多い場所の木部が気になる
・新築やリフォーム後に出てきた
「また出てきた」と感じた時が考えどきです。
注意しておきたいポイント
木材の対策も万能ではありません。
・内部まで劣化している場合は限界がある
・換気や湿気環境も影響する
状態を確認したうえで方法を選ぶことが大切です。
まとめ|木材のカビは掃除より“表面の状態”がカギ
黒カビや白カビが繰り返すのは、
木の表面が菌にとって居心地の良い状態になっているからです。
除カビでリセットし、防カビで戻らせない。
この考え方が、見た目と管理の負担を大きく変えます。
FAQ
Q. 市販のカビ取り剤ではダメですか?
A. 一時的には落ちますが、再発を防ぐことは難しいです。
Q. 古い木材でも対応できますか?
A. 状態によりますが、確認のうえ対応できる場合があります。
Q. どこに多く出ますか?
A. 窓枠・柱・天井・床・収納内部などで相談が多いです。
対応エリア
福岡県全域を中心に、熊本・佐賀・長崎・大分・宮崎・鹿児島・山口にも対応可能です。