ハウスコーティング専門店グラシオンです。

トイレのイヤな臭いは、日々の掃除だけでは完全に取り切れないことがあります。その原因のひとつが、「壁」と「床」に染みついた汚れや菌です。特に東京の都市型住宅では、トイレ空間がコンパクトで換気が十分にできない場合が多く、臭いがこもりやすい環境になっています。見えない場所に蓄積する汚れは、時間とともに臭いの元となり、衛生面にも影響を与えます。そこで注目されているのが、トイレの防臭・抗菌コーティングです。


■ なぜ壁や床が臭いの原因になるのか

トイレの臭いの多くは、アンモニアや尿石などの成分が原因です。尿の飛び散りは便器周辺だけでなく、床や壁の低い位置にも付着します。目に見える汚れは掃除で落とせても、素材の奥に染み込んだ成分は簡単には除去できません。特にクロスやクッションフロアなどは吸収性があり、一度浸み込むと臭いが取れにくくなります。

東京のマンションやアパートのように気密性が高く、トイレの窓がない構造では、この臭いが室内にこもりやすく、掃除後も残ってしまうことが多いのです。


■ 防臭・抗菌コーティングの仕組み

防臭・抗菌コーティングは、壁や床の表面に透明な保護膜を形成します。この膜が汚れや菌の侵入を防ぎ、掃除をしても落ちにくい臭いの原因物質をシャットアウトします。また、抗菌剤が含まれているため、大腸菌や黄色ブドウ球菌といった雑菌の繁殖を抑える効果も期待できます。

さらに、防臭成分によってアンモニア臭の発生を軽減するため、日常の掃除がグンと楽になります。コーティングは見た目に影響しないため、既存の内装をそのまま活かせるのも大きなメリットです。


■ 東京の都市型住宅に向いている理由

東京の住宅事情では、トイレの広さが限られているため、少しの臭いでも空間全体に充満しやすくなります。また、賃貸や分譲マンションでは、内装材の交換や大掛かりなリフォームは難しいケースが多いです。コーティングなら施工が短時間で済み、引っ越し前後や在宅中でも作業可能なため、ライフスタイルを崩さず導入できます。

さらに、東京の住宅は来客や家族の出入りが多く、清潔感が求められます。見えない部分の臭い対策を行うことで、訪れた人にも快適な印象を与えられます。


■ 効果を長持ちさせるためのポイント

コーティングの効果は施工後すぐに発揮されますが、より長持ちさせるためには日常の簡単な清掃も大切です。研磨剤の入った洗剤は避け、柔らかい布や中性洗剤で優しく拭き取ることで、保護膜を傷つけずに清潔を保てます。また、消臭スプレーや芳香剤と併用すれば、より快適な空間づくりが可能です。


■ まとめ

トイレの臭い対策は、便器だけでなく壁や床のケアが欠かせません。特に東京の都市型住宅では、限られた空間と換気環境が原因で臭いがこもりやすくなります。防臭・抗菌コーティングは、目に見えない部分までカバーし、清潔で快適なトイレ空間を長く保つための有効な手段です。
「掃除をしても臭いが残る」「来客時に不安」という方は、この機会にトイレ全体のコーティングを検討してみてはいかがでしょうか。