昨今、家の床をよりきれいにより長く使うための「フロアコーティング」の非常に人気が高まっています。今回はこの「フロアコーティング」の代表的な4種類を取り上げ、メリット・デメリット等を比較していきます。
目次▻ガラスコーティング▻UVコーティング▻シリコンコーティング▻水性ウレタンコーティング▻特徴別比較▻まとめ:結局、おすすめはどれか? |
1.ガラスコーティング
性質のバランスが良く、価格もほかのコーティングに比べると安価で今日では取り扱う業者が最も多いコーティングです。
出典:https://glation-glasscoating.com/flooring_glasscoating_point/
メリット・デメリットは以下の通りになります:
メリット | デメリット |
・外観・質感を大きく変えない→非常に薄い膜を形成するので光沢の度合い・手触りなどをほとんど変えず、本来のテイストを味わえる。・硬度が高く傷つきにくく耐用年数も長い→ガラスは硬化すると9Hもの硬さになり基本的にな自分よりも固いものが来ない限り傷つかないという原理。・汚れや施工の粗が目立ちにくい→傷やホコリ・ゴミの混入などが目立ちにくい。下のUVたシリコン皮脂汚れなどがはっきりと見て取れる。ガラスコーティングだと油汚れ等はさほど目立たないため、気にする方にはおすすめ。・施工原価が安いため、安価→基本的に床のガラスコーティングは溶剤が安く、比較的施工原価が抑えられるフロアコーティング。また、取り扱っている業者も多いので広い選択肢から選べる。・耐久性が20年ほどと長い→そのため頻繁に補修・塗り替える必要がない。 | ・塩素系の洗剤・薬品で溶ける可能性がある→基本的に、長時間つけていると高い濃度の塩素系薬品で溶けてしまう。・ほかのコーティングに比べてグリップ性(滑りにくさ)が落ちる→コーティングが形成する膜が非常に薄いため、ほかのコーティングに比べると、滑りにくさが下がってしまう。(クリップ性の高さは塗膜の厚さから来るため重ね塗りをすれば解決) |
2.UVコーティング
硬化するのが早く便利な反面、高価な機材を使うため単価が高く、取り扱う業者も少ないのがUVコーティングです。
出典:https://lolipop-dp59135698.ssl-lolipop.jp/ysp/floor/what_uv_coating.html
メリット・デメリットは以下の通りになります:
メリット | デメリット |
・耐久性が高い→硬さはガラスコーティングよりも低い4H~5Hだが、耐久年数は20年以上。頻繁に塗り替える必要がない。・固まるのが早い紫外線照射による瞬間硬化により、短期間・限られた範囲での施工に向ている。ほかのコーティングは完全効果まで2日~2週間ほどかかる所をその日のうちに仕上げることも可能。・薬品・洗剤に強いこの効果は溶剤自体の成分から来るものではなく「紫外線硬化」による効果。・グリップ性が高い→ペットの滑り防止や店頭の防止に良い。幼稚園や介護施設などでも使われている。 | ・高額で取扱業者が少ない→高価な器具やコーティングの施工に労力・ノウハウが必要であることが原因で価格が高価。また、専用の機械が必要なため取扱業者が少なく、選択肢も狭まってしまう。・光沢が強いので光沢が苦手な人には向かない→いやでも光沢が出てしまう。・UVコーティング特有の失敗が起こりうる→UVコーティングでは照射機を施工時に用いており、「強い出力で当て過ぎた」や「逆に照射の時間ないし出力が不足して硬化していない」などの失敗が起こりうる。そのため業者選びが重要。・悪徳業者が存在する→UVコーティングと見せかけてシリコンコーティングの溶剤を売りつける悪徳卸業者が存在しているため慎重に選ぶことが大切。 |
UVコーティングの施工風景はこちら↓
出典:https://www.youtube.com/watch?v=3sHwCklTL0Y
3.シリコンコーティング
技術的に簡単に施工が出来ることと仕上がりの光沢が良いですが、耐用年数がコーティングに比べると短いのがシリコンコーティングです。
出典:https://www.reproject.net/cathand/detail-166928.html
メリット・デメリットは以下の通りになります:
メリット | デメリット |
・見栄えが良い→仕上がりにきれいな光沢があり高級感を演出することができる。・グリップ性が高い→フロアコーティングの種類の中でも、滑り止め効果に優れている。・安価に施工できる→施工するときに特別な器具が必要なく、技術的に簡単に施工できるため比較的安価。 | ・耐用年数が非常に短い→表面が摩擦に弱く、耐用年数が5年ほどと短いので頻繁に塗り替えないといけない。・経年劣化が激しい→極めて早期に黄色く変色するなどの経年劣化が出やすい・補修がをするのが難しい→シリコンコーティングは被膜が厚いため剥離剤に反応しにくく、剥がしにくい。そのため、補修が難しい |
シリコンコーティングの施工風景はこちら↓
出典:https://www.youtube.com/watch?v=TUSZEjARBmE
4.水性ウレタンコーティング
水性ウレタンコーティングとして主に使われるのは「2液混合型」とよばれ、液体1と液体2を混ぜ合わせると硬化するというものです。
出典:https://curama.jp/floor-coating/SER655307720/
メリット・デメリットは以下の通りになります:
メリット | デメリット |
・臭いがほぼない→石油系有機溶剤を含まないのでシンナーのような刺激臭はしない。・施工性に優れる→施工・補修の難易度が比較的低く、業者が扱いやすい。・人体に有害な化学物質をほとんど含まない→その成分にF☆☆☆☆の指定から外れる化学物質も含まず安全性が高い。 | ・ほかのフロアコーティング剤に比べて特に差別化できるところが特にない |
水性ウレタンコーティングの施工風景はこちら(前半)↓
出典:https://www.youtube.com/watch?v=bQi6xcwpNMs
5.まとめ
・耐用年数
ガラス > UV > シリコン > 水性ウレタン
・傷耐性
ガラス > UV > シリコン > 水性ウレタン
・グリップ性(滑り止め効果)
シリコン > UV > ガラス > 水性ウレタン
・薬品体制
UV > ガラス、シリコン > 水性ウレタン
・価格が安い順
ガラス・シリコン > UV > 水性ウレタン
では、次は以上のようなまとめを踏まえどれが一番バランスがとれているかご紹介いたします。
6.まとめ:結局、おすすめはどれか?
結論から言うと一番のおすすめはガラスコーティングです。
出典:https://glation-glasscoating.com/flooring_glasscoating_point/
ガラスコーティングは安価に施工できることに加えて耐用年数も長いのでコストパフォーマンスが非常に良いです。
また私たち「グラシオン」では、以上で説明したガラスコーティングの効果に加えて以下のような効果もつけることができます。
チタンコーティング:
・強力な抗菌・防臭の効果がありコーティング面を衛生的に保つことができます。
フッ素コーティング:
・表面をピカピカにして光沢感をUPさせることができます。
ナノ銀コーティング:
・チタンコーティングよりもさらに強い抗菌・防臭効果があり、多くの人が触るところなどを衛生的に保つことができます。
いかがでしたでしょうか?フロアコーティングを施すときはそれぞれのフロアコーティングの特徴を比較し、業者選びも慎重に行う必要があります。フロアコーティング選びのご参考にしていただければ幸いです!