新築の建売住宅を購入すると、引き渡し前後に「フロアコーティングもやった方がいいのかな」と考えることがあります。
注文住宅と違い、建売住宅では購入時点ですでに床材や内装仕様が決まっているケースが多いため、「コーティングするかどうか」から考えるより、まず現在の床がどのような仕様なのか確認することが重要です。
先に結論を書くと、新築建売住宅だからフロアコーティングが必須ということはありません。
床材の商品名・品番、表面加工、メーカーの施工可否、売主や住宅会社の保証、実際の生活負荷を確認し、そのうえで必要性を判断します。
建売住宅では最初に床材を確認する
建売住宅では、契約時にはすでにフローリングが施工されていることが多いため、床材を自由に選べないケースがあります。
そこで最初に確認したいのが、
・床材メーカー
・商品名
・品番
・シート、突板などの床材種類
・ワックスの可否
・第三者コーティングの可否
です。
売買時にもらった仕様書、仕上表、設備資料などに記載されている場合があります。
分からない場合は、売主や仲介会社、施工会社へ「フローリングの商品名と品番を確認したい」と伝えてみてください。
写真だけで床材を判断するより、品番が分かった方が施工可否を確認しやすくなります。
「ワックス不要」の床ならコーティングも不要?
現在の新築住宅では、定期的なワックスがけを必要としない床材も多く使われています。
ただし、
「ワックス不要=フロアコーティングも不要」
とも、
「ワックス不要=上からコーティングしても問題ない」
とも一律には言えません。
床材メーカーによっては、第三者による表面コーティングを推奨していない製品があります。
逆に、施工条件を確認したうえでコーティングを検討できる床材もあります。
そのため「建売住宅はワックスフリーだから」という大まかな情報ではなく、実際に使われている床材ごとに確認する必要があります。
「建売の床は安いからコーティングした方がいい」とは限らない
建売住宅だから床材の性能が低い、と決めつけるのも適切ではありません。
住宅会社によって採用している床材は異なり、表面に傷や汚れへの対策が施された製品もあります。
一方、どんな床材でも生活を始めれば、椅子の移動、食べこぼし、水分、家具、子どもやペットなどの影響を受けます。
重要なのは住宅の販売形態ではなく、
・どの床材なのか
・どこで生活負荷が大きいのか
・今後何年住む予定なのか
・どの程度床の傷や汚れを気にするのか
という条件です。
内覧会ではコーティング前に床の傷を確認する
建売住宅では、完成済みの住宅を購入するケースもあります。
フロアコーティングを予定しているなら、引き渡し前の内覧や確認時に床の状態を見ておきましょう。
確認したいのは、
・傷
・へこみ
・めくれ
・補修跡
・色ムラ
・床鳴り
・その他気になる箇所
です。
施工前から存在している傷なのか、コーティング施工時に発生したものなのかを後から判断しやすくするため、気になる箇所は写真に残しておく方法もあります。
売主側で補修する部分があるなら、基本的には補修完了後にコーティングを検討します。
引き渡し時にワックスが施工されていないか確認する
新築でも、引き渡し前の仕上げとしてワックスなどが施工されている場合があります。
既存ワックスがある床へそのままフロアコーティングを施工できるとは限りません。
除去が必要になれば、新品床でも下地処理の工程が増えます。
見積もり時には、
「引き渡し時にワックスは施工されていますか」
と住宅会社へ確認しておくと進めやすくなります。
ワックス施工済みか分からない場合は、そのことも施工店へ伝えてください。
売主や床材の保証条件も確認する
建売住宅で外部業者へフロアコーティングを依頼するときは、保証についても確認しておきたいところです。
第三者施工を行ったから住宅全体の保証がすべてなくなる、という意味ではありません。
一方、第三者によるコーティングが関係した床材の変色、剥がれなどについて、売主や床材メーカーの保証対象外になる可能性はあります。
確認したいのは、
・住宅会社の保証
・床材メーカーの保証
・コーティング施工店の保証
を分けることです。
売主へは、
「外部業者によるフロアコーティングを施工した場合、床材の保証に影響する項目がありますか」
と確認すると分かりやすくなります。
建売住宅でも全室施工する必要はない
施工可能な床材だからといって、必ず全室コーティングする必要はありません。
予算を抑えるなら、生活負荷の高い場所から優先できます。
例えば、
・LDK
・キッチン周辺
・玄関ホール
・廊下
などです。
家族全員が毎日利用する場所は、寝室やほとんど使用しない洋室より床への負荷が大きくなることがあります。
反対に、子どもやペットが家全体を移動する、長期間住む予定、後から家具を動かして施工したくないという場合は、2階まで含めて考える方法もあります。
間取り図を見ながら、LDKのみ、1階中心、全室という複数パターンで見積もりを比較する方法もあります。
フロアコーティングを検討しやすいケース
建売住宅でも、次のような場合は検討する価値があります。
・施工可能な床材である
・長期間住む予定がある
・LDKなどの床への負担が大きい
・小さなお子様やペットがいる
・食べこぼしや水分汚れが気になる
・床の状態を維持しやすくしたい
・家具搬入前に施工できる
この場合も、傷や汚れが完全になくなるわけではありません。
フロアコーティングは、床表面を保護し、日常のお手入れで管理しやすい状態を目指す施工と考えてください。
コーティングしなくてもいいケース
一方、次のような場合は無理に施工する必要はありません。
・床材メーカーが第三者コーティングを認めていない
・床材本来の質感をそのまま使いたい
・床への負荷が少ない
・傷や使用感をあまり気にしない
・予算を家具や他の住宅設備へ回したい
・近い将来、床のリフォームを考えている
新築だから今すぐ施工しなければならない、というものではありません。
床材の性能と生活スタイルを確認して判断する方が合理的です。
施工するなら引き渡し後・家具搬入前が進めやすい
外部業者へ依頼する場合は、鍵を受け取った後、家具や家電を入れる前が施工しやすいタイミングです。
基本的な流れは、
床材品番の確認
↓
保証条件の確認
↓
見積もり
↓
内覧時の床確認
↓
売主側の補修完了
↓
引き渡し
↓
フロアコーティング
↓
指定された乾燥・硬化時間
↓
家具搬入・入居
となります。
引き渡し翌日に引越しを予定している場合は、十分な施工・乾燥時間を確保できるか事前に確認してください。
よくある質問
建売住宅ならフロアコーティングした方がいいですか?
必須ではありません。床材の仕様、施工可否、生活環境、予算から判断します。まず床材の商品名・品番を確認してください。
建売住宅の床材はコーティングできますか?
製品によります。同じシートフローリングでも表面仕様は異なるため、品番からメーカー情報を確認します。
完成済み建売でも入居前に施工できますか?
引き渡し後、家具搬入前であれば施工しやすいタイミングです。引き渡し前に外部業者が入れるかどうかは売主へ確認してください。
内覧会で傷を見つけた場合はどうしますか?
まず売主側へ確認し、必要な補修を完了してからコーティングする方が分かりやすくなります。
1階だけ施工してもいいですか?
施工可能な床材であれば、必要な範囲だけ施工できる場合があります。LDKや廊下など生活負荷の高い場所を中心に考える方法があります。
新築建売住宅のフロアコーティング|無料相談・お見積り
「建売を購入したけれど床材が分からない」「この床に施工できる?」「1階だけと全室で比較したい」など、お気軽にご相談ください。
間取り図、床材の商品名・品番、引き渡し・入居予定日などを確認し、施工可否から施工範囲まで整理してご提案します。コーティングしない方が適切な条件についてもご説明します。
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